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2018-12-06

社交ダンスは教養である

 

先日、ソシアルダンスの発表会の撮影をさせていただきました。
ふと、社交ダンス?ソシアルダンス?ソーシャルダンス?ボールルームダンス?
色々な呼び方があって使い分けがあるのか?と気になるところです。
「ソシアルダンス」はなんだか歴史を感じるのと、響きが好きで冒頭で使ってみました。

「ソシアルダンス!」

さて、エグゼクティブなホテルで催される社交場に赴くというのは、なかなかある機会ではありません。
「今日は大人の社交場に行ってきます。」と声に出すのは、なんだか優雅で、ちょっとエルダーになった気分になります。

「大人の社交場行かないかんねん!」と、昔あった、ごっつええ感じのコントの気分です。
「パーティーいかなあかんねん!」とテンション高く言い放ち、

「そうそうそう。」と斧を手渡され、「どんだったたーどんだったたー」と。

 

・・・・・・

 

さて、くだらない話はおいておきまして。
ダンス発表会では人生の先輩方が、いくつになっても背筋をピンと伸ばして華麗に踊る姿を観ることができます。
年齢を感じさせないその動き。しなやかな指使い。ダンスを楽しむ表情。見ているだけで、心震えるものがあります。

90歳を超えて参加されている方がいらっしゃいまして。
その方がテーブルに座っていたり、ホテルの廊下を歩いていたり、他の参加者の方とお話されたりしている時は、言えば失礼かもしれませんが、いわゆる普通の「かわいいおばあさま」といった雰囲気なんです。
腰も少し曲がって年相応といった感じです。

それでも、社交ダンスをされているので、俗にいう普通のおばあさま方に比べればもちろんしゃんとしております。
しかし、ドレスを纏い、一歩フロアに足を踏み出す時には、気品あふれるたたずまいと、しっかりとした足取りで。雰囲気がガラッと変わります。

また、何回か社交ダンスの発表会の撮影をさせていただいているため、60歳になってから社交ダンスを習いはじめた方が、数年間で上達されていく経緯をみています。
年齢を重ねてからもなにかのために練習をして、少しずつ少しずつ上手くなっていき、発表の場に立つということ。それって実際にはなかなかできないことだと思うのです。
いくつになっても挑戦をやめないことは、充実した人生を送る秘訣だと感じますし、やはり社交場で人と接するのは、自己の向上に大いに役立っていると思います。

「人は、人と交わることでしか磨かれない」と、どっかの偉い人が言っていたと記憶しております。
まさにその通りだと。大好きな言葉の一つでもあります。

ダンスの写真を撮っていると、上手い人はやはり何をやっていても、どうやったって絵になります。
しかし、そうでない方は自信のない姿や緊張が表れた表情を写すことになってしまう。
自信のない方でもキラリと光る瞬間はありますので、それを逃さないように撮ります。

言うのは簡単で、やるのは難しいんですよ。本当に。

閑話休題で。

上手に写真を撮られるコツを少しお伝えします。

すぐできることを3つだけ。
だいそれたことではなく、

・自信満々でいること。
・指先、足先まで意識を張り巡らせて立つ。または動くこと。
・姿勢良く立つこと。天から登頂部を線で引っ張られている意識で。

これだけで、かなり好印象な写真を撮ることができます。
難しいと思われる方は、姿勢よく立つだけでも意識してみてください。

表情は自然と良くなります。上を向いて落ち込めない!みたいなことです。
さらに遠くを見つめる瞳でいるとより表情が輝きます。

またまた俗っぽくいうと、先ほど述べたことを実行すると、いわゆる「オーラが出てる人」になります。
信じてもらえないかもしれませんが、オーラ出てる人って本当にいますし、撮られてて自信がつくと、人ってオーラを発してくるもんです。
これ事実なんです!!


本題に戻しまして。
このように、美しく撮られることについて、端からみれば言いたい放題言えるのですが、いざやれと言われてすぐできるものではありません。
人前に立ち、週に2、3日の練習。それどころではないかもしれせんが。

その練習を何ヶ月も続けて、その成果を発表する場に立つという行為は、それだけで美しく尊敬できるものがあります。
そして、社交ダンスは趣味ではなく、教養だとぼくは思います。

海外に行くと社交場ではダンスシーンが多く、男性は女性をエスコートするものという文化があります。
誘われて踊れないと失礼に当たりますし、そのような場に身を置くというのは経験としてもそうですが、人生の質が高まるんだと思います。

満ち満ちた人生を送るために社交ダンスという教養もはじめたいと思う日のことでございました。

 

@愛知県名古屋市/ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋 2018
Photographer:荻野 哲生

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